キューバンサルサ音楽紹介
- サルサ中毒
- 2022年6月27日
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更新日:2022年6月27日
キューバンサルサの音楽について紹介します。バンドの名前はチャランガ・アバネーラで、キューバでは人気バンドだそうです。曲名は、Arriba de lo mal hechoです。ボーカル6人、トランペット2人、トロンボーン2人、パーカッション5人(コンガ、ボンゴ、ベース、ティンバレス、ピアノ(キーボード)がそれぞれ1人)で計15人の構成です。チャランガ・アバネーラの特徴はボーカルが少し多いところだと思いますが、一般的なキューバのサルサバンドと基本構成と比較的似ていると思います。ここに、カウベル兼クラーベ、ドラムセット、バイオリンなどを編成に入れているバンドもあります。なお、ティンバレスにはクラーベやカウベルがついていることが多いです。
キューバンサルサの特徴は人数の多さと、ボーカルの多さだと思います。ボーカルは、主旋律を複数のボーカルで分けることが多く、コーラスを担当することもあります。このコーラスはキューバンサルサの特徴です。
また、キューバンサルサの曲の構成の特徴ですが、ヒラ歌部分・マンボ部分、コロ・カンタ部分があります。ヒラ歌部分は普通の歌謡曲のような構成です。マンボ部分はボーカルが入らないところが多いです。コロ・カンタ部分は、コーラスとリードボーカルの掛け合いが見られます。コーラスは同じフレーズで同じ旋律を繰り返します。それに対して主のボーカルがコーラスに答えるように歌い返します。この曲でも後半はコロ・カンタがあります。2:46あたりからコロ・カンタが始まります。なお、マンボ部分はないように思います。
なお、リーダーは舞台中央でパーカッションの方を見ていることが多く、舞台中央で背を向けておられます。このような光景は他のキューバンサルサバンドでも見られるように思います。
サルサバンドの人数はサルサのスタイルによって大きく異なります。バンドの人数はキューバスタイル>LAスタイル>>NYスタイルの順で少なくなっていきます。キューバは社会主義だからバンドの人数が多くてもリスクが少ないのからなのかと勝手に想像しています。また、NYは人件費が高いからバンドの人数が少ないのかと想像しています。バンド人数について、どなたか教えていただけたらありがたいです。
踊り視点だと、キューバンサルサ徴はパーカッションを聞きづらいところです。これはパーカッション以外の音が多いから起こります。逆に、NYスタイルはパーカッションの音が聞きやすいです。
いくつか踊りの作法もあります。ヒラ歌部分のイントロですが、パーカッションが鳴っていないことが多いです。この曲でも鳴っていないです。サルサダンサーはパーカッション部門に所属すると思って踊っているので、パーカッションが鳴らない場合、踊り出しません。これは、すべてのサルサがそうです。キューバンサルサの場合、パーカッションが始まる最初の方は、クローズドポジションでソンステップを踏んでいる人が多いかもしれません。
また、マンボ部分は、男女が手を離して踊ることが多いです。コロ・カンタは少しずつリズムが早くなっていることが多いと思います。だんだん盛り上がっていって終了です。
曲に乗っちゃうよ〜^ ^♬