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ダンソンの紹介



 ダンソンは、ソンよりも古い音楽で今ではあまり演奏されないという印象を持っておられる方が多いと思います(6/28「サルサの歴史」参照)。しかし、ダンソンはクラシック界で脚光をあびているように思います。今回はクラシック界のダンソンを紹介します。


 クラベス、コンガ、ギロなどラテン音楽のパーカッションがあります。手拍子の3-2ソン・クラーベも出てきますし(2:58と8:08あたり)、3-2を感じやすい曲のように思います。つまり、しっかり踊れる曲です。


 指揮者は、若き天才グスターボ・ドゥダメル(現LAフィル)。オーケストラはアマチュア楽団のシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ(現Orquesta Sinfónica Simón Bolívar)です。この当時全員20代です。彼らは、学校の放課後に不良になるのを防ぐことを目的とした音楽教育の取り組みから生まれたエル・システマの一期生です。つまり、音楽のエリート教育の機関ではないところで育ちました。エル・システマの最終学年でYoutubeで有名になり、いきなり世界公演し、ベネズエラの奇跡と称されました。この動画は、初めての世界公演の演奏です。この後、日本にも来ました。アマチュアなのに、世界の一流楽団と同額のチケット代や最速の販売記録も話題になりました。演奏から感じるノリがラテンで、かっこいいですよね。エル・システマの一期生は、今はプロとしてご活躍のようです。


 曲は、メキシコのアルトゥーロ・マルケスが作曲し、1994に初演されたダンソン No 2です。ダンソンの踊りは、ソンのような踊りです。コントラティエンポで踊ります(6/28「キューバンサルサのコントラティエンポ(裏打)」参照)。ずっとクローズド・ポジションで踊っているようです。メキシコでは今でも踊る人が多いらしく、今回紹介した曲で踊るためにダンソンの踊りを覚えている人の雑誌の記事を以前みました。ダンソンの踊りはYoutubeなどで見れます。


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#32クラーベ #クラシック界 #ベネズエラ 

 
 
 

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