top of page

姿勢について(胴体編)

更新日:2022年6月20日



 永遠の課題ともいうべき問題です。今回は胴体の姿勢について解説します。解説の精度を上げたいので、骨人間で説明します。


 まずは図の一番左の骨を見てください。比較的多いタイプですが、踊るには修正した方がいいです。私もここに入ります。サルサをしなかったら、自分の姿勢の悪さに気づかなかったと思います。サルサをはじめてから自分の姿勢が気になってきました。そうなると、他人の姿勢も観察してしまいます。そして気がついたのは、このタイプは80%くらいいいそうだということです。


 理想の姿勢は、耳の穴、肩(肩峰)、腰(大転子)、くるぶしが一直線状にあることです。首の位置ですが、「横から見ると胴体の後ろ側から首が生えているように見えるのが理想」とバレエダンサーに教えてもらいました。胸を張りすぎないで、「首が生える位置」を後ろにするのは簡単ではありません。


 腰が前にある場合、自分では気付きづらいと思います。誰かに見てもらうのがいいです。このタイプの人は、首と腰を少し後ろに移動するといい姿勢で踊れると思います。しかし、踊りだすと姿勢が崩れることが多いと思います。椅子を使ったり、四股を踏んだりして、腰の位置と首の位置を修正する方法があります。なお、横から見た腰の位置はとても大事で、武道系の動画でも良くでてきます。


 左から2番目の骨人間は巻き肩のタイプです。キューバンサルサで、理想の肩の位置は胴体の真ん中です。当然、肩甲骨同士が離れて、前方に移動するのは良くないです。しかし、胸の張りすぎも良くないです。真ん中を目指しましょう。サルサでは、肩よりも肘が前になくてはいけません。肩よりも肘を前にすると、肩甲骨同士が離れて巻き肩になってしまうことがあります。肩よりも肘が前にある位置にしても、肩の位置は真ん中にするように注意しましょう。


 右から2番目の姿勢は、反り腰派の人です。この踊り方の人は比較的多いです。LAスタイルの先生からは反り腰で踊るように教えてもらっていました。反り腰の場合、胸を張りぎみに踊る人が多いかもしれません。また、この姿勢で前傾にして踊る人も多いです。ただし、腰が痛い人は反り腰を避けた方がいいかもしれません。


 一番右の骨人間が、キューバンサルサの理想です。バレエの姿勢と似ています。とても筋力が必要な姿勢です。まず、恥骨を腹筋で引き上げます。お腹が凹む引き上げ方だと合っていると思います。そうすると、胸あたりの背骨が丸くなると思います。胸の背骨もまっすぐにするためにアバラを締めて背骨を伸ばすようにまっすぐにしてください。首も上から引っ張られているように引き上げましょう。この姿勢のまま壁に背中をつけると、背中が隙間なく壁につくのが理想です。この時点で相当体が痛いと思います。さらに、足の内側に力を入れてお尻も閉めましょう。


 重心は親指の付け根にします。「重心は親指の付け根」の意味は2つあります。1つ目は前傾姿勢です。もう一つは足の内側重心という意味です。小指側に重心を入れると、O脚になってシルエットが不恰好になり、動き方もかっこ悪くなります。


 肩甲骨同士を少し近づけて、下に下げるのが理想です。当然、肩峰の位置は、横から見て体の真ん中です。


 理想の姿勢をしていただくと、どれだけ辛いか分かると思います。これをしながら踊っているのがKazuki先生です。すごいですよね。


 
 
 

最新記事

すべて表示

Comments


記事: Blog2_Post
  • Facebook
  • Twitter
  • LinkedIn

©2022 by Cuban Salsa in Kanazawa。Wix.com で作成されました。

bottom of page