体重コントロール(とても長いです)
- サルサ中毒
- 2022年7月4日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年7月5日
ダイエットや運動不足を目的にサルサを始める方もおられると思います。今回は、体重コントロールで気をつける項目と気にしなくていい項目を整理したいと思います。
体重は、摂取した体に入ったエネルギーと消費して出ていったエネルギーの差で決まります。サルサでは、出ていったエネルギーを増やすことができます。「入ったエネルギー」と「出ていったエネルギー」それぞれに説明したいと思います。
・入ったエネルギー編
食べ物のエネルギーに依存します。ここで、ときどき話題になるのが吸収です。しかし、実際には吸収がいい人は存在しませんし、短腸症候群などの病気以外では吸収が悪い人もほとんどいません。また、「エネルギーをキャンセルする」などと宣伝している商品が存在しますが、吸収率を実測している報告はありませんし、ほとんど効果はないと思います。吸収を変えて、入るエネルギーを変えることは難しいです。つまり、食べ物のエネルギーだけに注目してください。
・出ていったエネルギー編
日々の運動が大事です。基礎代謝エネルギーもありますが、一定なので気にする必要はないと思います。サルサは、中程度以上の運動強度があるので、サルサで運動すると痩せやすいです。
食事中に出る熱もあります。食事をしている場合、体温が上がる人と変わらない人がいます。体温が上がる人は、食事中に出る熱が多い人で、エネルギーが出ていきやすいです。これは遺伝子で決まっています。この遺伝子は測定が簡単なので、自分の遺伝子を知りたい人はネットで「節約遺伝子、UCP、測定」などで検索してみてください。人による差は最大300 kcal/dayと言われています。これが唯一のエネルギーの個人差だと思ってください。
・体型認識
体重に大きな影響があるのが、自分自身に対する体型認識です。「自分自身に対する体型認識」とは自分の体型をどう思っているかという定規みたいなものです。日本は「自分自身に対する体型認識」を強く意識している地域です。圧倒的に太りすぎていると感じている人が多いです。そのため、摂取量を減らすように注意して、結果的に、日本人は痩せている人の比率が高いです。また、日本では、体重に対する影響は、「自分自身に対する体型認識」>「食事中に出る熱」になります。つまり、「食事中に出る熱」が体重に与える影響は打ち消されやすいというのが日本人の特徴でもあります。
・入ったエネルギーの評価方法
体重の変化で、入ったエネルギーが多かったか少なかったかを判断することできます。先週と比べて体重が変わらなかった場合、入ったエネルギー=出ていったエネルギーになります。体重が適正な場合、ちょうどいい量の摂取エネルギーになります。一方で、体重が増えていれば、摂取したエネルギーが多すぎるということです。
・ダイエット時の注意
日本人のほとんどの人がカルシウムは足りていませんし、女性であれば鉄も足りていない人が多いです。ダイエットで問題になるのは欠乏症です。食べ物を減らすよりも、運動を増やして「出ていったエネルギ」を増やす方が安全なダイエットになります。サルサでダイエットは理にかなっています。

引用は省略
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